ママのお産と私のお産
私の妊娠、出産をいつもサポートしてくれるママ。
ママの観点は
一番身近で私の変化を観察してくれてるから、客観的な捉え方ができて、これからサポートしてあげる旦那さんや周りの家族達にとってすごく参考になると思うねん。
産んだ私は、自分の体の変化や体作り、実際にどんな取り組みしたかとかは話せるけど、サポート側、介助者側の視点はぶっちゃけわかりませ!!
ママ自身は約30年前に病院で陣痛促進剤、会陰切開、吸引分娩で3人出産。
粉ミルク、紙おむつのメーカーで金持ちか貧乏人かだまってわかる。
金持ちに嫁いだママは母乳と布おむつでの育児は論外でした。
その当時はちょうど高度成長時代で成金が現れ、バブルの最盛期だったので、全てが見栄の張り合いだったそうです。
当時の最先端と言われるお産と子育てを経験したママの常識と、自宅で自然に産み育てた私の姿を見て気づきがいっぱいあるといつも話してくれます。
今日はそんなママの視点からのママのお産と私のお産をお話しします。
以下ママの文。
自然出産を推奨されている産婦人科医師の、吉村正先生は、「お産!このいのちの神秘」の本の中の冒頭で、こんなお話をされています。
「科学的にだけ現象を見ていると、目に見えるものだけしか見えない。今の病院分娩は、医学的安全を追求するだけだから、医師は女性の分娩現象の奥にある、深い文化的なものを観ることなく、もっぱら学会のつくった医学的マニュアルに従い、ビジネスとしてのお産業務の中に一生を終わってしまうことになる。
お産する側も、現代文化にマインドコントロールされ、医療のあまり実体のない権威の下に自らを失い、医師の管理の下に屈従し、押しつけられたマニュアルに従って産まされる傾向があまりに強い。そのため、文化としてのお産を主体的に経験することなく、深い喜びを感ずることもなく、もうこりごりということになって、空しさだけで終わっているというのが大方の現状である。
自力でする自然のお産では、驚くほど幸せな気持ちになり、赤ちゃんが心底かわいくてたまらない、もっとどんどん産みたいという不思議な想いに浸りながら、わが子をひしと抱きしめ、真実のお産の喜びに我を忘れるということができる」
本当に先生の仰る通りだと思いました。
私が初めての子供である沙也加を出産したのは、今から28年前です。
嫁いだ先はお金持ちで、出産した病院は新築で、妊婦の食事はフランス料理というのが売りで、その病院に決めました。
妊娠初期から私は、すぐに子宮口が開くということで、張り止め薬、安静が強いられました。
初産ということもあって、大事をとって、医者のいう通りに従いました。
今の私の知識では、私は甘いものが大好きで、ほぼ砂糖漬けの毎日だったので、細胞が緩んでいたからだということがわかります(笑)
心の面では、夫が性的逸脱者だということを知り、夫とのSEXが嫌で嫌で仕方なかったので、子宮口が開けばSEXしなくて済む、それで私の体が私の願いを叶えてくれてたんだ~って、思います(^▽^)/
でもあの頃は、そんなことは一切わからず、とにかく医者の言う通りに従っていました。
だってすぐに最悪の状況を言われるからです。
陣痛が始まっても、微弱陣痛だったので、いきなり陣痛促進剤の点滴をされました。
いきなり5分間隔の強度の陣痛が始まるのです。
風が少し吹いただけでも死にそうなくらいの激痛でした。
それが何時間も続くのですからたまったものではありません。
もうあと5分我慢しないといけないなら死ぬ~!って思った時に、沙也加は産声をあげました。
生まれる時も会陰切開されました。麻酔もなしにはさみで切られてもびくともしないほどの痛みだったのです。
出産したらしたで、切った傷口の消毒が毎日待っていました。
傷が生々しい状態の膣に、いきなり開口器という器械を入れられ、洗われるのです。
飛びあがるほどの痛みです。そして抜糸も待っている。
それだけではなく、お乳のマッサージをされるんです!どれだけの激痛か!!
もう毎日が地獄でした。
お乳もほとんど出なかったので、乳腺炎で高熱が出ました。乳房の痛みで寝返りすらできませんでした。
本当にもう二度と味わいたくない!!そう私でも思ったくらいだったのです。
ところが自宅で出産したさやかは本当に、吉村先生が仰る通りでした。
産んですぐから、「ママ!何回も産みたい!!本当に最高に幸せ!!」
そういうではありませんか?!
本当にお産中も一度も痛いとは言わず、日常生活の一部のような出来事の一コマみたいでした。
出産後も、子育てで一切イライラすることもなく、ひなたも本当に手がかからず、あの子の泣き声を聞いたことがありませんでした。
夜泣きもなく、本当に楽な手のかからない子でした。
会陰の裂傷もなく、お乳も沢山出るので、乳腺炎になることもなく、私の時とは大違いです(笑)
今もさやかは、自分の事業の立ち上げや、仕事で毎日ほとんど昼寝する時間もなく、将吾もほとんど深夜に帰ってくるので、2人の子供を一人で育てているようなものですが、苛々することなく、
本当に子供が愛おしくて仕方ない!!何人でも産みたい!!って言っています。
この娘の姿をまじかで見させていただき、本当に娘のような出産を一人でも多くのママちゃんたちに、体験させてあげたい!!
って、心から願っています(^▽^)/
ママより…これからママになる人たちへ