sayaka's diary

幸せな結婚、妊娠、気持ちがいい出産、楽な子育てをするための大切な情報。

オキシトシンが世界を救う。

 

人は愛することで健康になれる (愛のホルモン・オキシトシン)

人は愛することで健康になれる (愛のホルモン・オキシトシン)

 

 本日は

この本の大切な部分を抜粋して

会員さんに限定に配信してくれている

母の投稿から、、、

 

第2章 オキシトシンは「母子の絆」形成にどう関わるのか

 

【生まれたばかりの無力な新生児は、その栄養源を母親の授乳に頼り、母親の身体の温もりは体温を一定に保つために欠かせません。

 育児をすれば母親に必ず起こる現象として、ストレスの多い環境下に置かれてもあまり恐怖・不安を感じないことはもちろんのこと、自分の子どもに危害が及ぶと感じられるものに対する攻撃性の昴進が見られます。このような母性行動を維持するため、哺乳動物の脳には(種族の維持のための)「合目的的行動システム」が備わっています。

 この母性行動のコントロールは、主にオキシトシンが行っています。】

 

【このように胎児を身籠ったとき、オキシトシン、および「オキシトシン受容体」が増加するのは、その正常な発育のための母性行動の開始を促し、出産後も続けて新生児を守れるようにするためなのです。

 出産時に胎児の身体が産道を通過する際、母親の子宮頚部が刺激を受けます。この刺激に反応して、下垂体効用からオキシトシンが全身に分泌されます。それと同時に、中枢にある「オキシトシン受容体」に向かってもオキシトシンが分泌されます。】

 

 とあるように、沙也加も含め家族だけでの自宅出産をした人たちはみな、お産が気持ちいいと言います。

 私は3人とも病院でそれも、医療介入ばりばりの病院で出産したので、お産が気持ちいいなんて考えられませんが、この内容を読んでいると、出産する人たちにはぜひ自然出産をすすめてあげたい!って思いました。

 

 

【新生児が与えるさまざまな感覚器官への刺激は、母親の養育行動を活発にしています。新生児は母親の嗅覚器や刺激するほかに、さまざまな合図を送り母親と交信しようとします。こうした新生児からの合図は、育児を促すために重要な役割を果たすとと同時に、母子の絆の形成を確かなものにしています。】

 

【新生児は自然に母親に引き寄せられます。母親の乳首から放たれる匂いは新生児を引き寄せるのに特別の効果があるからです。だから新生児は、生まれるとすぐに母親の乳首を吸うことができます。この最初の吸乳で母親を選別する”好み”が形成されます。この最初の吸乳後、子どもは匂いという化学的手掛かりによって自分の母親を認識することができるようになるのです。】

 

【この新生児の「匂いの記憶」もまた、オキシトシンが統御・調整を行っています。新生児が吸乳しているとき、その子の脳内ではオキシトシンが分泌され、「終脳」の先端部にある「嗅球」が反応しています。オキシトシンはそこで記憶に関わる神経細胞が機能を高めるよう働きかけ、その効果を長期間安定的に維持しています。

 母親が放つ匂いは、自分の子どもを引き寄せるための根源的な力を持っているといえます。また、母親が身体の触れ合いによる子どもへの蝕知刺激は、新生児の脳の発育・発達に非常に大きな影響を与えています。】

 

【母親の育児行動の維持には、子どもからの刺激が欠かせません。母親を新生児から切り離したり近づけないようにすると、出産後、1週間で育児行動が鈍くなってきます。】

 

扁桃体でのオキシトシンの分泌は、側坐核へのドーパミンの伝達をスムーズにしています。この働きを抜きにしては、ほかの個体との積極的接触は起こりえないのです。】

 

【母と子のきずなは子どもの将来にまで影響を及ぼすという点で特異なものです。乳幼児期に育児放棄児童虐待を経験すると、他人との良好な関係を保とうとする意欲・意志を形成する仕組みに負の影響が出てしまい、成人後の対人関係がうまくいかない方向に進んでいってしまう可能性があります。

 つまり、母子の絆の損傷は、その子どもが仲間との良好な関係を築く能力に強く影響し、その力を削いでしまうのです。分娩時にオキシトシンの暴露の少ないことが精神生理学的適応の遅れを生じさせ、さらにそのことが原因となって、母と子の触れ合いが少なくなっていくといわれています。】

 

児童虐待育児放棄を受けた子どもの「認識能力の発達」「他人との友情交換の形成」「社会での適切な行動パターンの獲得」などに深刻な影響を長期間及ぼすことが報告されています。

 2009年に、ハイムは「幼少期の辛い経験」が中枢神経系のオキシトシン活動にどのような影響を与えているのか調べてみるため、成人した女性を被験者として、「幼少期の辛い経験」の有無でグループに分け調べてみました。すると、「経験有」のグループの女性の脳脊髄液中のオキシトシン濃度が、健康対照者と比べて低い値であることがわかりました。】

【2010年、フェルドマンは、幼児を対照として調べてみました。幼児の唾液中のオキシトシンの濃度が、「あやされ、遊んでもらう」とどう変化するのかを調べてみました。

 すると、幼児のオキシトシン濃度は「あやされ、遊んでもらう」前後どちらを調べても、その子の親のオキシトシン濃度と明確に相関していることがわかったのです。さらに、親がより濃密に幼児に接し、幼児もより親に甘えていられる環境下での結果は、高いオキシトシン濃度の親の幼児は、平均以下のオキシトシンの親の子に比べて、各段に高い濃度を示していました。

 別の実験では、母親から幼児へ名前を呼ぶなどの言葉掛けをしてあげることが、その子のオキシトシン放出を促し、ストレスに対する耐性を高めることが報告されています。】

アカゲザルを使った実験

【生後すぐに6週間、親から切り離された環境で育てられたメスの猿は、母親になると育児行動に欠損が見られ、「子どもを頻繁に傷つける」「授乳を拒絶する」、はては「殺してしまう」行動をとることが報告されています。】

【母・娘間の幼児虐待の継承が遺伝によるものではなく、生まれた後の乳幼児期の虐待の経験に因るものであることを示しています。】

【母親から高レベルの育児行為を集中的に受けた子どもは、母親になったとき、自分の子どもに同様の高レベルの育児行為を与えています。】

【もし子供が母親から高いレベルのケアを受けると、その子は高い機能のオキシトシンシステムを持つことになり、成長して母となったとき、オキシトシンを原動力とした健全な育児行動を取るでしょう。かくして、オキシトシンを媒介とした「育児行動」を誘発するループは、世代を超えて継承されていきます。】

 

第3章 社会生活を円滑にするオキシトシン

【社交的であることは―それが幸せの鍵を握っているだけに―私たちが暮らしていく上でとても大切です。社交性に問題が生じると人生はつまらなくなり、精神障害を引き起こす原因になってしまうからです。

 周囲の人たちと仲良く暮らすことはオキシトシンの安定的な分泌を促し、その結果として長期にわたり血圧を下げ、ストレス耐性も高まることになります。遺伝子操作によってオキシトシンが合成できなくなったノックアウトマウスは、グループ活動ができず、攻撃性が増しています。

 「他人を許容し」「共感し」「優しさを示し」「信頼する」というこれらの行為は、オキシトシンのもつ生理学的特徴です。したがって、オキシトシンは男女のロマンスの過程に当然なくてはならない存在として関わってきます。

 恋愛の初期の段階でオキシトシンの働きは活発化します。オキシトシンは親子の絆形成時に見られると同様の生物行動メカニズムを介して、恋愛の相手への愛情度を深めていきます。そしてオキシトシンは男女を問わずセックスによる興奮時に体内の血流に分泌され続け、オルガズムに達したときその濃度はピークとなりその役目を完遂します。】

 

 

オキシトシンは、

【私たちの「社会の場における行動」や「積極的な交友関係の構築」に重要な役割を果たしています。オキシトシンを媒介とした神経の伝達システムは、「仲間への忠誠心」「共有する文化や習慣への忠誠心」を育てるのに重要な働きをします。】

とあるように、対人関係が円滑にいってる人ってオキシトシンが豊富に出ている人ってことになりますよね。

 「仲間・共有する文化や習慣への忠誠心」とあるように、今の多くの人たちに欠如している原因として、戦後の敗戦でGHQによる意図的操作が考えられるなと思いました。

 先の実験にもあるように、母子分離させることでオキシトシン分泌を減少させ、母乳を与え、飲む方の新生児も飲んでる間オキシトシンが大量に分泌されるのに、病院ではすぐに粉ミルクを与えさせることで、オキシトシンは減少。

 その上何かあるとすぐに帝王切開。産道を通ることで大量のオキシトシンが出るというのに…。

 これらの要因が今の若いママちゃんたちの、育児放棄・虐待につながっていると思わずにいられません。

 「忠誠心」に関しても、「誰かのために」「誰かを守るために」という、人を思いやる心もこのオキシトシンの分泌される量と正比例していると言っていますよね。

 昭和20年に日本は終戦を迎えました。今から75年前です。

 それまでの日本の出産形態は自宅出産でした。もちろん母乳育児がほとんどです。

 母親はいつも子どもをおんぶして作業をしていました。父親も周りも育児に参加していました。

 あの頃の日本は、決して豊かとはいえなかったはずです。ところが、GHQが日本に来た時、日本の子どもたちの笑顔に驚いたそうです!

 そしてあの「神風特攻隊」。自分の命を投げ打ってまでも、それも10代から20代の若者たちが、家族を守るために、日本を守るために突撃してきたんです!忠誠心の最たる姿です。

 本当にこの本に書かれている通りの出産、育児をしたらこうなるを私たちに見せてもらっていると思いませんか?

 沙也加の尊敬する、岡崎市の今は亡き吉村正先生の著書「幸せなお産が世界を救う」の意味がようやくわかりました(o^―^o)ニコ

 そして、その後1960年代に母子分離を推奨した「スポック博士の育児書」が大流行しました。ちょうど私の年代です。その親に育てられたのが今の30代以前の人たちです。病院での出産もこの時から。粉ミルクもです。すべてはアメリカから入ってきました。

 今の社会問題の原因が、この出産に関連していると思わざるを得ないほどです。

 ストレスの緩和剤でもあるオキシトシン。それが少なかったとしたら、当然人の言動に対してもすぐにカッとなったり、人を信じられなかったり、すぐにジャッジしてしまいます。要するに社会性の高い・低いもすべてオキシトシンの量なのです。

 沙也加が自然出産の体験を持ち、講演活動を行っていますが、この上記の内容を知れば知るほど、今の娘たちの活動こそが日本・地球を救っていく!って思いました。

 沙也加は、助産師さんの介助もなく家族だけで出産しました。粉ミルクも一度も与えていません。

 常に自分の傍から子供を離しません。夫婦もいつもべったりで、そこに子どもたちも集まってきて、とにかく家族中が仲良く笑っています。

 ひなたは弟のあさひに対してとても思いやりがあり、またあさひもお姉ちゃんに対してもとても思いやりがあります。

 その思いやりの行動は家族だけではなく、周りのお友達に対しても同様です。

 最高の量のオキシトシンが常に分泌されているからだと確信できます。

 また2人の孫は、社交性にもとても長けています。ということは、これからのあの孫たちの人生は、より豊かなものとなっていくのは間違いないでしょう。

 

この社交性の大切さに関して本文に戻ります。

【人間は社会的な動物です。ですから「社交的であること」は、私たちが他人と長く付き合っていく上で非常に重要になってきます。社交性に問題があると、その人の人生はつまらないものになり、やがて精神障害を引き起こす原因にもなります。

 仲間づくりがうまくいけば心臓血管系の疾病のリスクが低くなります。それは人間関係が良好であれば、オキシトシンは安定して分泌されるようになり、それが二次効果として血圧を下げ、ストレスへの耐性も高めてくれるからです。】

 いま日本の死亡原因の上位に心臓血管系が上がっているのと、関係性があると思わざるをえませんよね。

 97%人たちの最大の今日は「人からの拒絶」「人からどう思われるか」がすべての行動の選択基準です。

 常に恐怖で怯えた生活をしています。そのために、「病気にならないように」「老後のために」「〇〇にならないように」という思考で一日中操られています。それも無意識で。

 この思考も躾という名で、親から強制的に言われてきたことです。周りからの評価のための「あなたのため」という偽善の愛が根本の育児、教育でした。

 そのために誰よりも豊かで、誰よりも勉強ができる子にという教育を、社会全体からされてきました。

 先の本にもあったように、そんな人たちには「生きる力」がありません。まるで他人からの評価を得れば得るほど、「生きる力」をいけにえに捧げているかのように…。

 そしてその思考の間中私たちの脳内ではストレスホルモンがでっぱっぱの状態です。

 先が不安という思考に操作されている間中出されるホルモンはコルチゾールです。この量が肉体的にわかるのが、高血圧です。高血圧とコルチゾールの量は比例します。高血圧で私たちの肉体は教えてくれているのです。

 それでもまだ信念を書き換えなければ次のお知らせとして、脳梗塞心筋梗塞、ついにはガンという病気で教えてくれます。

 今の日本人になぜ、高血圧の人が多いのか?その理由もわかっていただけたと思います。

【哺乳動物を対象に調べた結果、オキシトシンが「親子の絆の形成過程」、ならびに「ストレス耐性の形成過程」に関与していることを示しています。】

 

 

 色んな実験結果から、オキシトシン濃度が高い夫婦はケンカになっても、常に相手の意見を聞こうとする態度を崩さず、また相手の意見をすぐに否定するような行動は見られなかったそうです。

 

 このお話も、沙也加夫婦を見ていると納得できます。夫婦なのでケンカをする時もあります。ところが、沙也加は沙也加でしょうごを理解しよういう態度にすぐに戻ります。もちろんしょうごもです。そして二人で折り合いをつけるための話し合いをしています。

 そしてこのオキシトシンは、夫婦だけの関係にとどまらず、「オス同士」「メス同士」にも拡大するそうです。

 昔の諺で、「家の中と外とは同じ」という言葉があります。家庭=職場。夫婦関係=親子関係=人間関係という図式が成り立っています。